MEMORYS 2004年8月〜10月


10月31日(日) 10:30、「ねこはしる」(アートインAsibina青芸)公演を観る。
          3年前、八軒で上演した大好きな作品。役者さんたちと再会。
          14:00から高砂ドラマシアターどもで、愚安亭遊佐「人生一発勝負」。
          1979年西区民センターで初めてこの芝居を観てから
          これまでに、何度、みたのだろう。
          それでもやっぱりまた新しくて、言葉もイメージもくっきりと入ってきた。
          なぜか突然、淡谷のり子の「別れのブルース」が出てきたりして、
          びっくり。でも、しっくり。

          外出続きの4日間。ここに書かない行動を含め、
          昼も夜も、ほとんど家に居ない1週間だった。


10月30日(土) 午前中、童話作家・高楼方子(たかどのほうこ)さん講演会。
          夜、小樽・あとりえクレールで、赤坂孝吉さんのギターコンサート。
          ギャラリー市田に続いて2回目のアルゼンチンタンゴ。
          「ラ・ボルドーナ」「ノスタルヒアス」、それにピアソラの曲が好きだな。
          かねてから一度訪ねてみたかった、あとりえクレールは
          オーナー高橋明子さんのセンスがあふれる、坂の上のあたたかなサロン。
          まちの灯と明るい月がとっても印象的でした。

          レッドベリースタジオの外壁に、ソフトドリンクの自販機を設置。
          似合わないかな、たたずまいを壊すかな、と心配もあるが
          人が集う場の手近で、ささやかな飲み物を提供できることは
          良いことなのではないか。うまく生かされますように。           


10月29日(金) 流山児事務所「心中天の網島」公演の仕込み、撤去作業を
          札幌学院大学「演劇とアートマネジメント」受講生が体験。
          舞台も見せてもらう。講義よりもずっと多く得るものがあったはず。
          朝9時前から23時すぎまで、道新ホールにカンヅメ。
          芝居は、なかなか良かった。
          型を使うところと、型どおりを排除する試みのせめぎあい。

                      心中の道行の果て、「まもなく夜があける。はやく、夜があける前に・・・」
          というセリフがある。夜明けとは、そういうものだったのかな。


10月28日(木) 朝9:00に出かけてから、人に会って、紙を買って、印刷して、また人に会って打ち合わせ。
          高校の保護者懇談会。18:30からの西区イベント準備会議が終了したのは22:30。
          悪いけれど会議中に携帯で、明日の仕事の打ち合わせメールを打ち、トイレのついでに
          電話を3件。さて明日は、朝8:00に出かけて、帰りは夜中になる。


10月27日(水) 初雪。夕方、家の中で雨漏り。大騒動。説明後日。


10月26日(火) ここ3週間、実現が危ぶまれ、紆余曲折を経てきた
          札幌学院大・演劇とアートマネジメント講座(通称:演アト)の
          平成16年度プロデュース企画・交流芸術祭「リヴォルバー」を、
          予定通り11月20日(土)14:00開演で、実施することを決定。
          内容は、なかなか楽しいものになりそう。
          
          他大学からの参加団体は
            北海学園大学 競技ダンス部
            北海道教育大学 落語研究会
            大谷女子短期大学 日本舞踊サークル 舞姫
            北海道大学 ゴスペルクワイヤ Ciel
          それに、演アト受講生による寸劇を、松崎霜樹さんの指導で発表。

          入場料500円。ただし関係者から購入すると、かなりの割引があるかもししれない。
          このサイトをご覧の方は、私・飯塚にメールでご予約いただきますと
          エート、20%オフの400円といたします。どうぞ、多数いらしてください。
          いまどきの大学生の多彩な活動を、ぜひご覧ください。


10月25日(月) いろいろ、たくさん、仕事をした。アタマ、クリアーだね。うれしい。
          いくつかの懸案について、意志を固める。    
          栗の木について、近隣の人を訪ね、状況を伝え、話を聞いた。


10月24日(日) お酒を、全く飲まなかった。飲みたいと思わない。めずらしい。
          (こんなことが特記事項になるなんて、いいのかな?)


10月23日(土) 伊藤千恵子さんの「三味線・唄コンサート」。
          98年から続けてきた自作自演発表の試みの集大成。みごとな内容。
          長唄「綱館」で伝統曲の迫力を堪能。
          第二部は洋装で、弦楽器としての三味線の可能性をじっくり聞かせる。
          客席にも舞台にも、あたらしく生み出す創造の意志と、
          若い人を育てようとする、あたたかく厳しい意志が感じられて、
          心地よいコンサートだった。
          会場で長谷川さん達と会ったので、南1条界隈で落ち着き場所を物色。
          「膳や」という何気ない居酒屋さんが、これが大当たりでした。


10月22日(金) HPのあちこち、気になっていたところに手を入れる。
          NEWと書くほどのこともないが、とどこおっていた何ヶ所かが再始動。
          栗の木のこと(10月8日参照)で、以前、牧師館に住んでいた斎藤牧師さんに
          メール。「絶対切ってほしくない、健闘を祈る」と返信あり。うれしい。


10月21日(木) 調べたいことがあって「般若心経」の解説書を読んでいる。
          色受想行識、という考え方は、五感の訓練や想像力、創造力に注目する
          演技の理論と共通するものがあって、面白い。


10月20日(水) あらら、もう、10月の20日。
         things to doをリストアップすれば気分も引きしまる。
         やることはやる。やらないことはやらない。できないことはしない。
         それじゃ、だめかな? 
         出来ないことを可能にする発想の転換。気力。体力。
         お〜い、もどっておいで〜!                  


10月19日(火) 朝、ゴミ出しに行くときに、ゆき虫を見た。ふわりふわりと、3〜5匹。
          もう雪なのかな。それにしては、暖かいような、けっこう寒いような。
          身のまわり、風邪ひきさんばかりです。


10月18日(月) 携帯に、ひどく悪質な電話が入った。警察に、状況を通報した。
          世界の手触りが、ザラザラして、不安がつのる。
          最近、月曜日って、イヤだな。何が起こるかわからない。
          不安感のために、家族に無用のプレッシャーをかけてしまった。  


10月17日(日) 13:00から、視力障害者福祉センターで、「盲人文化祭」。
          うそっぷの会が出演、本番。「運のいいハンス」と、新作「虎の話」。
          16:00から大石音楽教室発表会のアナウンス手伝い。
          渡辺淳一文学館の地下ホール、初めて入ったが、実にいい空間。
          18:00開演に遅れて「ドラマシアターども(高砂)」で、「金美子(キムミジャ)舞踊団」公演。
          金さんの踊りは話に聞いていたが、今回初めて。ネフローゼで入院中をおしての出演。
          身体が精神を反映し、空間に満ちあふれる舞踊。暖かい手と握手できて、幸せだった。   


10月16日(土) 八軒物語2004・島村すえ一人語りの試演会。
          全体の半分くらいを、語り、弁士風解説、劇中劇、パソコンによる映像など
          おりまぜて、読みがたりでやってみた、文字通りの試演会。
          未完成ながら、いい雰囲気が出ていて、うれしかった。
          すえの語りをやってくれたサトアキに感謝。
          パソコンを駆使して、かつての琴似八軒の風景を切り取ってくれた長谷川さん、ありがとう。
          思いをこめた原作の岩沢さん、琴似屯田兵の生き字引・條野さん、これからもよろしく。
          そして、脚本づくりに協力していただいている萬年俊明さんが
          奥さんと一緒に、顔を見せてくれた。病気療養中で、本当に久しぶり。うれしかった。
          ご近所の斎藤さん、三品さん。足を運んでいただいて、感謝。          
          赤い実のコミュニティアート事業には、いつも力を貸してくれている
          札幌学院大「演劇とアートマネジメント」講座OBも、今回出演の2人を含め5人が来てくれた。
          ほかにも、いろんな人が来てくれて、なんか、きょうは、いい日だった。

          顔ぶれが揃ったので、急遽、火をおこして、いただいてきた仔羊亭の炭火焼のタレで
          生ラムを焼いて、みんなで食べた。 
          素晴らしい香りのするタレを、贅沢にもみこんで、焼いた。
          美味しかった。ひんやりした秋の夜、炭火の暖かさに、しんみりした。


10月15日(金) 来年、西区が実施しようとしている「屯田兵フェスティバル」(仮称)の
          準備会議で、面白い企画を聞いた。
          屯田兵の史実に基づいて、銭函から琴似まで、7時間あまりを歩いてみよう
          という。おもしろい。やってみたい。


10月14日(木) 今朝も、美しい夜明けだった。5:00〜6:00頃、特別の時間。
          冷えて、秋晴れ。頭がすっきりします。こんな感覚はひさしぶり。
          3年越しの頑固な慢性じんましんが、ようやく快方に向かいつつあります。
          3日に一度、必ずのんでいた薬が、気がつくと10日に一度程度になっている。
          さあ、目覚めなさい、私。


10月13日(水) アクセス数の件、きょうは110件を超えた。
          Kさんがメールをくれて、それは忠海さんのことが関係している、という。
          みんな、何かしら、忠海さんのことを話したくて、聞きたくて
          それで、Kさんも毎日のように見にきてくれるのだという。
          
          27日の18:00すぎ、最初に忠海さんのことを知らせてくれたのは
          Kさんだった。電話の言葉の意味が信じられず、
          「いつ」「どうして」「どこで」と問うのが精一杯だった。         


10月12日(火) 先週の中ごろから、ホームページへのアクセス数が急に増えた。
          これまでずっと、1日30〜50件くらいだったのに、このところ毎日90超。
          なんだろう。どうしたのかな。


10月11日(月・祝) 栗ごはんを炊いた。この季節の定例。
           少しだけ渋皮を残してむいた栗と、塩を一つまみ。
           そのまま、米と一緒に炊く。水上勉「土を喰う日々」に載っていた方法で
           これが、本当に美味しい。
           我が家の秋は、この栗ごはんと、りんごの季節です。    


10月10日(日) 静かな夜の雨に、濡れながら帰ってきました。
          ギャラリー市田で、大島龍さんの新作版画展とアイルランドの旅についてのトーク。
          そして、赤坂孝吉さんのギター。intimateな時間、という言葉がぴったりの、素敵な時間。
          いま、赤坂さんがハマっているという、アルゼンチンタンゴ。確かに、本当に、素敵。

          きょう、二七日(になのか)。忠海さんがなくなって2週間経った。
          龍さんは、個展前の大切な時期なのに、5日間寝込んだという。  
          忠海さんの声と言葉つきが、当たり前のように聞こえてくる。


10月9日(土) ちえりやで、かめおかゆみこさんのワークショップを受講。
         題して、「パワフル・コミュニケーション術」。
         
         楽しかったのは、社長のインプロあそび。
         だれかひとりが、社長とか、校長とか、そういうトップマネジメントになる。
         別の人が、「社長、大変です」と緊急事態を告げる。
         社長は、どんな報告に対しても、まず、「それは良かった」と受ける。
         そして、なぜ良かったのか、理由を述べる。
         社長の話がどんなに荒唐無稽でも「さすが、社長」とみんなで賞賛する。
         役割を交代して、みんなが社長になる。

         これ、面白いよ。なんだか、すごく、自由な気分になれる。
         かめおかさんのキーワード「自分にOKをあげる」という楽しさが、伝わってくる。  


10月8日(金) 牧師館の裏にある大きな栗の木(7月9日の日記に書いたのですが)
         この木に、2〜3日前からピンクのテープが巻いてある。
         よく見ると、周辺の、琴似ロイヤル病院敷地内の何本かの木に、
         同じテープが巻いてある。
         駐車場脇の大好きな栃の木、にも。
         これって、もしかして、切ってしまう目印では?
         
         病院の総務課というところに電話して、聞いてみた。
         やはり! 栗の木は切ることにしている、と言う。
         栃の木など何本かは、剪定して残すという。
         今、台風の倒木処理で造園屋さんが忙しいので、それが収まる頃
         11月に入ったら、栗の木は切る予定、という。

         「なんとか残してくれませんか、
         あれは、この地域の、神様みたいな木だと思うのです。
         今年も本当に見事に実をつけて、
         丸く、大きく広がる枝葉は、本当に、立派で美しい。
         かつてはそこに、我孫子孝次さんのお屋敷があって
         ロイヤル病院も、大野外科も、札幌琴似教会も、レッドベリースタジオも
         全部、そのお屋敷の果物畑だったのです。
         この木は、その土地の記憶をとどめる、大切なメモリアルツリーです。」
         と、話した。         
        
         周辺の家から、苦情がきているという。
         葉が落ちて処理がたいへんだから、敷地からはみ出している部分は切って欲しい。
         アンテナの邪魔になるので、枝を切ってほしい。
         だから、いっそ、切ってしまうことにした、管理するのは、うちの病院ですから、という。

         ご近所の方と話してみますから、切るのは待ってください、
         と頼んで、電話を切った。
         どうしよう。どうすればいい?


10月7日(木) 久しぶりに、夕方まで、アポがない。
         秋晴れ。JRにでも乗って、日帰り温泉とかに出かけたい。

                    と、午前中に書いたのだが、母のPC設定で3時間あまり費やす。
         新たにプロバイダーを契約したので、届いたモデムをつないで
         インターネットに接続する。
         無料の訪問設定サービスを頼むつもりだったのだが、
         やってみたら意外に簡単。な〜んだ、出来たじゃないの。
         あとはメールですね。なんとなく、達成感。              


10月6日(水) チェーホフ没後100年だという。
         これにちなんで、ベテラン女優・岸田今日子が、チェーホフ作品を朗読する。
         日時  11月2日(火)18:30から(開場18:00)
         会場  渡辺淳一文学館ホール 南12条西6丁目4-14(電話011-551-1282)
         入場料 2,500円 定員100名
         内容  第1部 「オリガ・クニッペルの手紙とモノローグ」より
              第2部 A・チェーホフ「中二階のある家」より
                   チェーホフをめぐって、岸田さんのトークも。


10月5日(火)  2週間ぶりに、バー・ディバージョンへ。
          絞りたての林檎を使ったカクテル。マディラ。アドベックのアイラモルトなど
          黙って、ゆっくり、のむうちに、なんともゆったりした気持ちになれて、
          このところ、ずっと消えない後頭部の頭痛が、とても楽になった。
          
          石狩の大島龍さんから、版画展の案内(5日〜17日、ギャラリー市田)。
          10日(日)のトークは赤坂孝吉さんのギターとのセッション。楽しみです。


10月4日(月) 高文連石狩支部の演劇発表大会。娘と一緒に西高を見にいく。
         ほう、こういう終わり方するんだ、と意外な結末。
         絶望を暗示する無言のラストシーンは、なかなか、たいしたもんです。
         会場で、先日、東方的威風の「青い鳥」を演出した弦巻啓太さんに会う。
         西高の後輩を見にきたそうで、私と同窓なんですね。


10月3日(日) 秋晴れ。さすがに冷えてきて、スタジオに暖房を入れる。

         きょう、初七日。ご自宅に集まって、忠海さんの部屋で、
         第2詩集を編むための原稿や、書いたものの発掘作業をするという。
         多くの本があるという。行ってみたいが、きょうは欠席。

         きのう、仔羊亭の「ラムの炭火焼」のタレをひと瓶、いただいてきた。
         様々な野菜や果物をミキサーにかけ、大鍋で煮て何ヶ月か使う分を
         つくるのだという。
         9月に仕込んだばかりのものが、焼酎の空瓶に10数本あって、
         奥さんが、みんなにひと瓶づつ、と分けてくださった。
         身の回りの、忠海さんを知るひとたちで、近いうちにラムを焼いて食べよう。
         
         この1週間、忠海さんのことばかり書いてしまった。ひとまずこれにて。
         20日に春日さん、27日に忠海さん。いずれも月曜日の早朝だった。
         これ以上、決して、なにも起こりませんように。

         八軒物語2004「おこさまの話」(仮称)の台本検討ミーティング。
         岩沢健蔵さんの原作を、萬年俊明さんが大まかに脚色。
         佐藤亜紀子さんに読んでもらいながら、言葉の細部を煮詰める作業。
         16日の試演会にむけて、集中作業となる。


10月2日(土) 朝から仔羊亭の店のかたづけ。9月いっぱいで契約を終えるとのこと。
         30人あまりが集まって、奥さんの指示で食器などの箱詰め、掃除。
         カウンターの、見慣れた飾りもの、いつもお通しが入ってきた小鉢。
         壁に貼られた写真やイラスト。今も冷たく冷えているジョッキー。
         
         片付けがほほ終了する頃、入口のドアのかげにサンダルを見つけた。
         これは?誰の?
         奥さんのピンと張った声が飛んできた。
         「それ! 最後です」
         目を見ると、言っていた。それは最後に履いていたものです。
         あの日、脱ぎ捨てられたまま、そこにあるのです。
         そこが、その場所です。
         27日朝、奥さんが発見したときの状況が、はっきりと目に浮かんだ。
         
         サンダルを取って、奥さんに渡した。
         娘さんと二人で、じっと見つめ、そっとなで、
         そして、廃棄物の袋に入れて、ギュッと袋をとじた。


10月1日(金) 八軒会館で会議を終えたら21:30を過ぎていた。すすきのに向かう。
         忠海光朔さん第2詩集出版パーティ準備相談会(別称:愛しのチューさんお別れ会)。
         昨日の夕方、勇崎さんから案内のメールが来て、重複をおそれずチェーンメールを、
         というので、思いつく限りの人たち63人に転送した。
         
         会合はすでに終わって、それでもまだ、20数人残っていた。
         11月13日(土)、49日の前日に追悼の会をすることに決まったという。
         
         残った3人で、「トゥッティ」に行った。
         70〜80年代、和田珈琲店、バナナボートをやっていた和田さんのお店。
         懐かしい、やさしい顔。
         前から一度寄ってみたいと思っていたけれど
         こんな機会に、初めて来ることになるなんて。
         仔羊亭がなくなったら、私にはひとりで行くところがない。
         だから忠海さんが、ここを教えてくれたんだね、きっと。 


9月30日(木)  18:45、会議を終えた。
          いつもなら、まっしぐらに仔羊亭へ向かう。
          のれんの向こうに、ほのかな光が見えて、忠海さんが、顔を上げる。
          「よ、お疲れ。ビールか?」。ちいさなテレビでは、野球。
          ハーヴをまぶして焼いたラム肉のお通し、「はいよ、ゆうさん」と出してくれる。

          あの、おだやかな、慣れ親しんだ空気、空間は、もう、無い。
          自分に言い聞かせてJRに乗り、琴似の「風」に立ち寄った。
          ここも、本当にいいお店だ。

          最後に行ったあの日、9月16日は21:30すぎに会議を終えた。
          「ゆうさん、北大の中はすごいぞ」。
          台風18号で倒された大木の、ありさまもさることながら
          引き裂かれ、根から起こされた木々が発散する匂いが凄絶なのだという。     
          ほかに、映画『森と湖のまつり』の話とか、あと、何を話しただろうか。
          「もう少しだけ、あっさりした肉を食べたい」とわがまま言って
          ラム肉を軽く塩やきしてもらった。         

          「このごろ、お弁当で5:30ころ起きるから、眠くって」
          「5時半か、ちょうど、おれが寝る頃だな」
          「きょうはもう、帰るね」。
          どんとひと山、肉をさばきながら、「おやすみ、ゆうさん」。
          忠海さんは、確かにそう言った。

          「風」のお通しは、魚卵とサトイモの煮付け。
          ビールを一杯飲んで、イモ焼酎を生でもらう。
          さんまのたたきと、銀杏の塩煎り。
          
          分かっているけれど、仔羊亭に電話した。
          「はい、仔羊亭です」。そして、店のざわめき。それが当たり前なのに
          コールが続いて、だれも応えない。やはり、本当にそうなのだ。

          急に泣けて、止まらないので、あわてて勘定をすませて帰ってきた。


9月29日(水) 人が死ぬと、その人が知っていたこと、体験したこと、感じたこと、その記憶
         などなどが、全部消えてしまう。
         30年ほどの時間のなかで、忠海さんが私を見守り、理解してくれていたことのすべて
         が消えて、私の存在証明のひとつが、なくなってしまった。

         新潟の愚安亭遊佐さんから「ひどくショックを受けた」と電話があった。


9月28日(火) 仔羊亭の忠海さんが亡くなった。
         昨日の朝、いつも額に巻いていたバンダナをドアノブにかけて、
         店の入口のところに座っていたという。
         午前中、ご自宅へ。しずかな、おだやかな顔。
         「やっと、休んでいるんです」と奥さんが言う。
   
         今夜はとびきりの満月だよ、忠海さん。
         「おう、そうだな、ここからも見えてるよ、ゆうさん」と声が聞こえる。        


9月27日(月) 掃除機をかけたばかりのフローリングに、初夏みたいな陽ざしがいっぱい。
         思いきりなが〜く、ノビをした猫のニョンチが、ねころんでいる、昼下がり。
         これから銀行へ。夏の仕事の精算で、数十万円の支払いがあるのです。


9月26日(日) 「ピリカレ」という、粉石けんをネットで購入、きょう届いた。
         虎杖浜の建築士・会田さんが、もともとは娘のアトピーを治すために研究開発した
         「抗酸化溶液」が配合されている。
         それが、建築施工のシックハウス対策に効果を発揮し、化粧品として、害虫駆除にも
         環境浄化にも、と、密かな人気が広がっている、らしい。
         きわめて薄い溶液で、めがねを洗ってみた。と〜っても、すっきり。
         髪を洗ってみた。気持ちいい! むむ、これは・・・・・・。


9月25日(土) 11:00〜12:00、三角山放送局で「かりんずたいむ」生放送。
         きょうの1曲目は山下達郎「忘れないで」。
         花子のお気に入りは、椎名林檎「歌舞伎町の女王」。ゲスト2名でにぎやかに。
         13:00、八軒会館に上田札幌市長来訪。まちづくり情報交流センター運営委員で懇談。
         スタジオで、今日と明日、演劇公演。1回目15:30、2回目19:30開演。
         
         秋晴れ。いくつかの懸案、解決にむかう。


9月24日(金)  夜の雨。しずかな雨音。
          スケジュールをみんなキャンセルして、1日、猫みたいに丸くなって、じっとしていた。
          明日は復活しよう。


9月23日(木・祝) 晴れ。秋晴れ。素晴らしく気持ちいい、9月のいちにち。
            琴似のすてきなバー「ディバージョン」4周年のライブは
            若々しくて、素朴なボサノバ。
            
            ライブのあいだじゅう、Kさん(昨日欄参照)の面影が現れて、消えない。
            人が生きていることのすべてを、
            歌ったり、語ったり、書いたり、描いたり、演奏したり
            することは、やはり、とても素敵な、
            実は、それしかないかもしれないくらい大切なことなのではないか。
            その一瞬、なにか、素敵な唄や言葉を思い出してくれたら、
            Kさんは飛ばなかったのではないか。
            アートの仕事を、もっとちゃんとやらなくちゃ、と
            Kさんが言っているような気がする。

            Mさんからメールが来て、ゆっくり、Kさんの思い出を語りたい、
            それが供養になるかもしれない、と言っている。そうしよう。            


9月22日(水) 思いがけないKさんのお葬式。明け方に、マンションの中庭でこときれていたという。
         仕事の疲れと悩みから、とのこと。言葉が見つからない。


9月21日(火) 待ち合わせまで30分、時間つぶしに駅前の西武 LOFTに入った。
         アロマ製品のコーナーで、ニールズヤードの美しい青い瓶を、
         とうとう買ってしまいました。ネロリ・ウォーター1,600円也。
         化粧品というより薬びんですね、これは。
         ときどきキャップをとって香りを、そしてあとは、ながめています。


9月20日(月・祝) 敬老の日、町内会の役員の方が、母に紅白まんじゅうを届けてくださる。
           夕食に、母がつくってくれたかぼちゃの煮つけと、しじみ汁。


9月19日(日) 小別沢の「山のレストラン・やぎや」さんに行ってきました。
         メニューは、山羊乳のチーズ。薪窯で焼いたピザや、
         肉のロースト(今夜は豚肉)、スイートポテトりんごソース、など。
         山羊乳酵母パンがとっても美味しい。
         裏庭には山羊たち(15匹!)、ウサギたち(たくさん)、にわとり、犬、ねこ、
         それに豚も飼っているそうです。ハーブなど野菜も自家製。
 
         実は私、乳製品はあまり強くない。
         牛乳は紅茶に入れる以外、めったにのみません。
         でも今夜、家に帰って、しばらくすると、おなかがコロコロと気持ちよくほぐれて
         あらら、山羊乳は牛乳とは違うのかも、という感じなんです。
         こんどは昼間に行って、ハーブティーを。         
         
         山のレストラン・やぎや
         札幌市西区小別沢33
         電話;011-664-5148、ファクス;011-664-5323
         メイル; haru@a4.rimnet.ne.jp (永田)
         
         会員制。夕食は、毎日やっているわけではないので、
         必ず問い合わせして、予約をしてから、どうぞ。


9月18日(土) 4月から始まったお弁当づくり、このごろ少し慣れてきました。
         でも5:30起きは、まだ生活になじまない。
         集中して仕事する時間帯を、どこに持ってくるか。
         1日の時間配分が、うまくいきません。


9月17日(金) いつのまにか今月も中旬を過ぎて、ぐんと日が短くなった実感。
         ああ、今年も残りわずか。ちょっと、あせる。
         熟した木の実の色について、赤と黒の割合など、
         思いのほか複雑な論考を読んだ。


9月16日(木) 豊水小学校跡施設活用検討会議。今回が第4回。
         座長の高須喜久男氏、東田秀美さんなど、タウンマネジメントやNPOサポートで
         活躍する人たちの仕事ぶりを、間近かに知る楽しさ、これは得がたい。


9月15日(水) うそっぷの会(視覚障がい者と一緒に朗読劇を楽しむ会)で、久しぶりに宴会。
         メンバーの女性が、半年間、函館で生活訓練を受けるため、札幌を離れるというので
         壮行会。37年間、親元で暮らしてきて、最近ますます見えなくなってきた。
         ひとり暮らしの準備をしたい、嫁に行くような気持ちで、きっぱりと生活を変えたい、
         という。勇気に拍手。函館を楽しんできてね。

         合田彩油彩画展、終了。絵がはずされ、もとのスタジオに戻った?
         白い壁の、あそこにあの絵、ここにこの絵、という記憶が、浮いてくる。


9月14日(火)  きょうも雨。あさ一番で、小さな娘さんの手を引いて、
          遠くから絵を見にきてくれた方がいる。うれしいことです。
          庭のオンコに、初めて赤い実がついたよ、と母が知らせてくれた。          


9月13日(月)  久しぶりの雨。雨のにおい。胸いっぱい、すいこむ。
          小さな成果が、ふたつ。
          ひとつは3ヵ月後のための、もう一つは3年後のための、ちいさな布石。
          実は、今すぐ決着すべき懸案が、ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ………、
          まだまだいくつも、あるのだけれど
          気持ちがアッチのほうへ行っている。明日は、新月。


9月12日(日)  「ネコに手づくりごはん」という本、
          須崎恭彦という獣医さんが書いている。
          ペットフードに頼らず、手軽に手づくりしよう、という提案。
          色んな意味で、納得。
          スーパーで、なぜか1枚だけ売れ残った、小さな真がれいが半額になっていた。
          お、これなら、ねこ缶より安い。早速、水煮して我が家のねこにやってみたが
          「なに、これ?」 と不思議そうな顔。
          そのうち、きみにも、この美味しさが分かるからね、めげずに続けよう。


9月11日(土)  3年前のちょうど今ごろ、テレビで、NYの光景を目にした。
          この3年で、身の回りのいくつかのことが、微妙に様変わりした。
          
          ガユーナ・セアロという、ミャンマーで得度した日本人のお坊さんが、
          いま札幌に来ていて、今夜、クリスチャンセンターで話を聞いた。
          小気味よい高笑いの問答と、現代に対峙する真剣なまなざしを、あわせ持つおじさん。
          おいおい、そこまでやるか、のお守りやセアロウォーター。
          会場を訪れた、重度(と思われる)ガン患者さんの様子を見たら、
          それもありか、と思えた。
          
          セアロは、日本とアメリカの人が、月1回、1食分のお金を寄付すれば
          世界中の飢えている人たち、子どもたちが、食べられる、と言う。
          人間に必要なものは、祈ること、信ずること、行動すること、楽しむこと、だという。
          
          必要な人に直接手わたし、してくれることを信じられたので
          セアロが代表を勤めるNPO「グローバル・ハーモニー・ジャパン」に
          入会金1,000円を払った。年会費なし、これはすごい。自信があるんだね。


9月10日(金)  今井千晶さんの、ライアー(竪琴)と歌のコンサート。
          シンプルであることの意味、そのつよさ、意志が、すんなりと伝わる。
          レッドベリーの空間が、うれしそう。


9月9日(木) 青空。家にまわりのゴミひろい。
         青い栗のいが。ななかまどの赤い実。とちの実など、
         きれいなものを集めて、窓辺に飾る。
         スタジオ用扇風機2台を片付ける。今年は大活躍、ごくろうさん。


9月8日(水)  9:30頃から風が強くなり、お隣のライラックが根こそぎ倒れ、
         直径15センチほどもあるななかまどの枝が折れて、道路をふさいでいる。  


9月7日(火) 予定が大幅にのびて、19:00すぎ会議終了。
        家族の夕食、帰宅して準備するには遅すぎゆえ、西武五番館で買い込む。
        久しぶりのデパ地下。どれもこれも100円引き、200円引き。
        それでもやはり、高くつきますね。
        23:00、マックスバリューで食品を買い込む。台風近し、不穏な風。


9月6日(月) 日頃、メモ用紙をたくさん使う。
         仕事場、台所、枕もと、どこにでもメモ用紙がある。
         仕事のメモ、家族への伝言、かいものメモ、etc.
         明日の朝食と、お弁当のおかずプラン。
         書いておかないと寝起きの頭では手が動かない。
         
         メモ用紙は様々な文書の裏紙を使う。
         適当な大きさに切って程よい厚さに重ね、断面に液状のりを塗る。
         すぐに乾いて、1枚ずつ使えるみごとなメモ用紙になる。
         新聞に折り込まれてくるチラシも、片面印刷のものは使える。
         
         そんなちょっとした作業も、楽しいんですよね。 


9月5日(日) 北の映像ミュージアム推進協議会が主催する上映会で
         「森と湖のまつり」をみた。昭和33年の作品。
         神様に頼るばかりで働かないからアイヌは滅びようとしている、
         という言い方が何度か出てくる。おおむねキリスト教がらみである。
         ここでいう「はたらく」というのは、なんだろう。
         働く、労働、勤勉、仕事、生業、稼ぐ・・・・・・・。
         「志事」というものがある、というのは中森敏夫さんの言。


9月4日(土)  15:00から、スタジオで展覧会開催中の画家・合田彩さんへのインタビュー・トーク。
         唯一の著作、処女作であり、1995年度講談社ノンフィクション賞受賞作品「逃(TAO)」
         の周辺と、著者・合田さんの現在の心境について。
         
         1989年、民主化運動に揺れ動く中国。
         天才画家・曹勇(ツァオユン/Cao yong)とともに
         中国、チベットを縦断する8ヶ月間の逃亡生活の実録。
         生身の人間が生きることの、ありとあらゆる困難、戦い、歓び、悲憤・・・・。
         その体験を通して、合田さんは「苦悩や苦しみを描くことを止めた」、と言う。
         輝きに満ち、調和のとれた「真善美」を描くことによって
         そのような出会いと世界が実現するのだ、と。
                  
         一方、曹勇は、現在ロスアンジェルス在住。
         グランドゼロをテーマとする作品「Freedom」で、
         傷ついたアメリカの理想と誇りを描き、
         いまや、米国の名誉市民であるという。
                      http://www.gallerydirectart.com/cao-29.html
                      http://www.tmfineart.com/yong/ArtistStatement.htm
                      
         10年後、20年後の合田さん、曹勇、会ってみたいな。
         「逃(TAO)」をミュージカルにして、ブロードウェイに持っていきたい。(ちょっとノリすぎ)


9月3日(金)  心待ちにしていた連絡が、やっと得られた。
         病気で数日メールを見ることが出来なかった、との丁寧なお電話。
         かえって申し訳ないのだけれど、
         この一事で、気持ちを立て直すことが出来た。
         待つ、ということは、ずいぶん精神力がいる。


9月2日(木)  あすからの展覧会の設営。
         空間にひろがる磁場、というか、波動というか、
         演劇と、絵画では、全くちがうのですね。おもしろい。


9月1日(水)  台風一過、青空。気温高め。
          赤い実神社(レッドベリースタジオの小さな神棚なり)に榊を供える。
          共栄市場で秋刀魚とそいの刺身を買って、
          千歳鶴の純米「丹頂鶴」の肴とする。
          なぜか、心しずかな一日。


8月31日(火) カリンズのジャムをつくった。夏の終わりに、ようやくひと瓶。
         今年はとてもみごとに実ったのに、ごめんね、作業の時間をつくれなかった。
         台風が来る前に、4株から少しずつ、残った実を摘みとって
         今朝、大急ぎでつくった、赤い実のジャム2004です。

         ひとこと日記、どうにか1ヶ月完走。タイトル変えます。


8月30日(月)  北大。中央ローンにテントがふたつ。
          誰? そんないいことしてるのは。台風が来るよ。
          宮の森では、ガソリンスタンド爆発事故。
          爆発音にクラス騒然、と娘の報告。


8月29日(日)  石狩弁天表現ワークショップ、参加のみんなのリクエストにより、
           石狩「サスイシリの森」にて、バーベキュー打ち上げ。
           本番参加者17名のうち、13名が参加。ようやく、終了の感慨。


8月28日(土)  起床5:00。三角山放送局「かりんずたいむ」生放送準備と、明日の段取り連絡、メール等。
          放送終了後、西高アトリウムにて、二反田岳水、紫水さんの「耳なし芳一」琵琶語り。
          トントン館で明日のバーベキュー準備の買物。
          夕食準備。
          やまびこ座で東方的威風プロデュース「青い鳥」観劇。
          ダイエーで、明日のバーベキューの食材を買い込む。20人超の分量がわからない。
          さらにマックスバリューで追加の食材を買い込む。
          夕食がてら、娘と四方山話。就寝 1:00AM。ヘロヘロ。       


8月27日(金)  明るい昼下がり、猫と昼寝。
          フカフカが胸元に丸まって、気持ちよさそう。
          猫も、私も、しあわせ。
          懸案のいくつか、進展あり。


8月26日(木) 琴似は月がきれいです。今夜も。
          繁華街の「街のあかり」はあるけれど、
          高いビルが無くて、空が暗いからでしょうね。
          現在、八軒側駅前に40階建てマンション建設中。
          既存の30階マンションとともに、新しい風景が生まれるのでしょう。
       
                   かつて、琴似の風景の主役は、巨大なポプラでした。
         イトーヨーカドーは、ポプラより高い建物を建てない、
         というポリシーで、計画されたと聞いています。
         先日、トントン館の脇にあった、本当に巨大な老ポプラが、消えました。
                  
         きょう、たまたま道庁赤レンガの前庭を通ったら、あそこには
         ほれぼれするようなポプラが、何本もあるのですね。
         あれは「保存」されているのかな。
         琴似のポプラは・・・・・。        


8月25日(水)  「最後に、赤くて甘いお酒がいいな」と注文したら、
          ではデュボネなんか、いかがでしょう、とのこと。
          ぴったりでした。お気に入りのバーでの話。
          昔、K君が教えてくれたのは、ポルトの赤。
          これも、デュボネも、赤玉ポートワインのような甘い果実酒です。
          それ以前に気に入っていたのは、チェリーブランディー。          
          これは、赤くて、甘くて、つよいです。でも、好き。
          だから、好き。(いや、お酒の話ですから)          


8月24日(火)  昨夜は結局、睡眠3時間。それでも、きょうは緊張感が持続して
          石狩弁天まつり報告書を作成。明日、朝いちで久しぶりの石狩へ。


8月23日(月)  石狩弁天プロジェクトのフィードバックと打ち上げ。
           かなり、いい話ができて、「つまりあれは、なんだったの? どうだったの?」
                       ということが、様々な角度から見えてきた。
           わずか10回のワークショップで、子どもたちがお芝居を発表する、
           しかも、地域のおまつりに参加する形で、野外で、という、
           分かってみれば、かなり無謀な計画。
           それが、偶然の要素(例えば当日の晴天。これまではいつも雨だった)と、
           参加したスタッフ、ボランティアメンバーの、素晴らしい能力発揮が重なって、
           ほっこりと楽しく、元気な活動に仕上がった。お疲れさま。ちゃんと記録を残そう。
          
          それにしても、みんなオリンピックで時間の感覚が狂ってるよ。
          解散したのは、2:30AM。眠くて、眠くて。
          真夜中の空気が気持ちよくて、とってもいい感じだったけどね。


8月22日(日) 八軒の山本博子さんのお庭の、大きなサクランボの木の下で、
          南米フォルクローレを演奏する「アンデス興行」のライブ。
          木もれ日とそよ風、ワインと手づくりパン。素敵なガーデンパーティ。


8月21日(土) 音更に日帰り。23:00帰着。かねて各方面から聞き及ぶ、釧路のマジョさんに会う。
         音更は、とっても近い。先日の東京も、横浜も、とっても近かった。
         少しさみしい。遠い街、といえば、やっぱ、ニューヨークかな。


8月20日(金) のらの仔猫3匹、発見。黒と、白黒のブチと、へんなグレーの子。
         白黒ブチの母猫は、去年も4匹、仔を産んだ。
         赤茶と、茶トラと、白黒ブチと、よもトラだった。        


8月19日(木) ボランティアコ−ディネーターの方々の集まりで
         アートコーディネーターとして、1時間ほど、お話をさせていただいた。
         CAFE(コミュニティアートフェスティバル)、やりましょうよ。
         視覚障害者と一緒の朗読劇・うそっぷの会、健康生きがいづくりの生きがい探偵団、
         ろうあ劇団舞夢、それに、きょう話を聞いた精神障害者の朗読劇や、知的障害者の人形劇。
         少しづつ輪を広げたら、きっと、とっても面白い。


8月18日(水) ハンバーグをつくった。
         ひき肉と、いためた玉ねぎと、塩、コショーだけの
         なんでもないハンバーグが食べたくて
         数日来の懸案だった。おいしかった、満足した。 


8月17日(火) 掃除機かけた。洗濯した。仕事しよう。
          こう着状態のいくつかの案件、見切りをつけて決断、手配。
                        
          夜、仔羊亭で、久しぶりに「日刊さっぽろ」を手にとる。
          和田由美さんの「アウトロー列伝」、いいな。
          「異議あり!北海道」には、加藤多一さん登場とのこと。
          ものを書く、という仕事。たいへんな世界。


8月16日(月) 新月、願いごとを記す。


8月15日(日) 遅ればせの墓参り。
         雨の予報だが、青空だし、何とかもつだろうと、母と二人、気軽に出発。
         が、着いたとたん、大粒の雨。たちまち土砂降り。
         林に雨宿りして、どうにか線香に火をつけたが、
         滝のような雨、かみなりの勢い、増すばかり。足元はたちまち池のよう。
         なすすべなく、お参りもままならず、かろうじて手を合わせ、
         待ってもらっていたタクシーに救われて、どうにか帰宅すれば、再び青空。
         冷え切った身体を熱いシャワーで暖めながら、
         あれは一体なんだったのだろう、誰が何を伝えたくてあんなことをしたのだろう、
         偶然とは思えない、何か伝えたい意思があったのだ、と話し合った。


8月14日(土) 横浜大ふ頭の、先端の芝生で、ずっと海を見ていた。
         こんどはホテルニューグランドに泊まろう。


8月13日(金) 娘、友だちとふたりの冒険旅行。その名もなつかし、スカイメイトで上京。
         別行動、見えかくれの付きそいを理由に、私もぶらり、一人旅。
         19:00、数寄屋橋交番前でTさんと会う。
         由緒ありげな、おでん屋さん「やす幸」の春菊のごま和えが絶品。
         21:00、自由が丘で守輪咲良と会う。
         いつの日か、西高の想い出を映画にするのが夢なんだそうな。


8月12日(木) 明日からの旅の計画、予約、準備三昧。


8月11日(水) 西高オーケストラ定期演奏会。夏休み返上のチャイコ5番。
         35年前のわが黒ロングスカート、娘には丈足らず。


8月10日(火) 豊水小学校施設活用検討会議。
          終了後、仔羊亭。西村英樹さんの1周忌とて、ご家族友人の一群。


8月9日(月) 長嶺ヤス子さんからチケットを預かる。
         12月6日(月)『オルフェ』公演。最前列中央3枚ほか、あわせて10枚。


8月8日(日) スタジオで劇団東方的威風が芝居稽古。滝の汗、床を洗う。


8月7日(土) 石狩弁天まつり。表現ワークショップ本番。
                     子どもたちの「サメさまの歌」が、風にのって石狩本町にひびいた。


8月6日(金) 石狩発表リハーサル。
         本町の20軒を訪ね歩き、本番への協力を依頼。


8月5日(木) スタジオで石狩の小道具、衣裳づくり。23時まで。
         メンバーを特に記す。佐藤悦朗、佐藤隆、松浦真弓、漆原佳奈、長谷川聡。


8月4日(水) 豊水小学校施設活用検討会議・作業部会。高須座長の事務所にて。
         南1条西11丁目のリトルスプーンでカレー。美味しかった。


8月3日(火) 石狩表現ワークショップ。
         終了後、大島龍宅を訪ねる。刻々に変化する空、石狩の光と風。


8月2日(月) 青山こどもの城・児童合唱団の発表(指導吉村温子さん)を見る。
         会場は山鼻児童会館、わが中学校跡地付近。
         夕方、石狩弁天まつり実行委員会。       


8月1日(日) 観劇:TPS『十二夜』(演出木野花)ZOOマチネー。
        ひとこと日記を試みようと思う。